ムーブ(MOVE Sports pro shop)様　クロスモール導入事例 - 複数ネットショップ・
ECの在庫管理・商品登録・受注管理・発注/仕入管理ASPソフト「CROSS MALL（クロスモール）」

サポートの動き、要望を聞く姿勢が決め手

　サーフィンやスノーボード・スキー用品を中心に、アウトドアやスポーツ用品などを取り扱う有限会社ムーブ。国内外の主要ブランドから人気アイテムを取り揃えた、ネットショップ「MOVE Sports pro shop」を9店舗運営（2015年5月現在）。2009年に株式会社アイルの複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL（クロスモール）」を導入した。

　以前は他社の管理ソフトを利用していたが突然のリニューアルで非常に使いにくくなり、そこで別ソフトを検討し始めたという。「サポートの方と話もできず、急に使いにくくなったのですぐに他を検討し始めました」と担当の柴原章吾氏は振り返る。

　その後、アイルの「CROSS MALL」に問い合わせた。当時、他社ソフトにはない機能があったのに加え、サポート体制にも期待ができたため「CROSS MALL」を導入。「導入当初は満足できない点 もまだまだあったけれど、サポートの方が親身になって動いてくれ、要望をちゃんと聞いてくれたのが良かった」（柴原氏）

スクラップアンドビルドにはソフトの支援が必要

　複数のネットショップを展開していくにあたり、これまで多くのことに挑戦しているムーブ。「始めは本当に大変だった。Yahoo!を立ち上げ、楽天、bidders（現au PAY マーケット）も含めてとりあえず片っ端からやってみて、複数の店舗を出しては退く、を繰り返していた。自社サイトでの販売もやっていた。ウチはスクラップアンドビルドの方針。何でもとりあえずやらないと」と小関伸利社長は語る。
その方針の中、柴原氏は「いろんなチャレンジをしていく上で、立ち上げに余計な手間はかけたくない。だからこそソフトは重要」と言う。

　13年前、最初はYahoo!オークションに出品していただけだった。体制が3人だったのもあり数品だけの出品が限度と言う状況。ここで「ネット上でも商品が売れる」という感覚を掴み、Yahoo!ショッピング、楽天市場と次々に出店。販路を拡大していく。「明らかに時代が変わったっていうのを実感できた。実店舗・ネットショップと運営してきて、昔のように折込みチラシでお客様が店にたくさん来る・目玉商品を出せば店に足を運んでくれる、という時代とはかけ離れてきた。」（小関社長）

　当時は楽天市場も競争がまだシビアではなく、工夫次第でサーフボードが1000本売れるなど飛ぶように売れていた。
その代わり、毎日受注処理や梱包ばかりといった業務負荷は膨らんでいく。新しいサイトを立ち上げようにも似たようなことの繰り返しで手間ばかりかかる。管理ソフトを使った効率化がどうしても必要だった。「極力簡単に複製など出来て、トラブルなくチャネルを拡げたい。『売れるところで売る』を徹底する仕組みを構築するために、楽できるところは楽していきたい」と柴原氏は言う。

　2009年に「CROSS MALL」を導入し、要望を基に多くの機能追加がなされたことで複数の店舗展開を効率化することに成功。小関社長も柴原氏も既に次のチャレンジを見据えている状況だ。

B2B2Cへの対応に期待

　店舗に在庫が無くてもメーカーに在庫がある場合、その在庫数をネットショップに掲載しているという話は多い。倉庫の在庫だけをネットショップに掲載している大手とは異なり、中小企業は上記メーカー在庫や倉庫の在庫など全ての在庫をネット上に掲載し、売り逃しをなくしていく対応を求められる。
ムーブもまた同様の動きから、更なる効率性の追求のため「CROSS MALL」に次の要望を挙げる。「B2B2Cの流れを整備してもらうことができれば、メーカー・小売・顧客の繋がりがさらにスムーズになり便利になる。他社ソフトがやっていないシステム面の効率化をぜひお願いしたい」（柴原氏）

　既存の仕組みの効率化と、現在取り組むYahoo!ショッピング店の発展、更にはAmazonへの出店など先を見据えて走り続けるムーブ。
「楽天を中心に運営してきたが、今後は主力の楽天の売上をさらに伸ばしつつ、Yahoo!やAmazonも同水準まで持っていく。そのためにも受注・在庫などバックヤードの効率化は『CROSS MALL』に期待しています」。小関社長は今後の展望と「CROSS MALL」への期待を語った。