京都で呉服の卸・直販を行う株式会社マルヒサ様。実店舗のほか、「きもの京小町」をはじめとしたネットショップを7店舗運営している。取扱商品はバリエーション豊富な呉服をはじめ、和装小物、和雑貨などに渡り、商品点数は1万点以上に上る。
「CROSS MALL(クロスモール)」を導入する前のネットショップ数は4店舗。商品が呉服や和装小物のため1商品に対し1在庫であることが多く、多店舗の運営では欠品が発生しやすかった。他社ソフトで受注管理は行っていたが在庫の一元管理はしていなかったため、欠品を恐れ出品できないことも多かったという。
どうにかして在庫を一元管理したいと考えていた際、アイルの複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」を知った。「在庫連動が可能であることに加え、複数店舗に一括で出品できることは大きな魅力だった」と村井洋仁社長は話す。以前まではスタッフが1店舗に1人付きっきりの状態で、人件費や時間を多く消費していた。一度商品を「CROSS MALL」に登録すれば全店舗に出品できることが決め手となり、2011年2月に「CROSS MALL」を導入した。
「売上が格段に上がった」と、村井社長は「CROSS MALL」導入後の一番の変化を語る。店舗によって売上は2倍から3倍、中には5倍伸びた店舗もあったという。広告をかけていない店舗にも、確かな売上の変化が見えた。複数店舗の在庫が自動更新され、リアルタイムに在庫数が把握できるようになったことで、欠品を防ぎながらも無駄な在庫を持つことがなくなった。大量に在庫を持たなくても、多店舗で安定して販売できる。それは売上だけでなくコストの削減にも大きく貢献した。
「今まではコストをかけても1店舗の売上アップに注力する考えだった。しかしここまで売上が伸びてくると、入口を増やさなければさらなる売上向上は難しい」と村井社長は話す。「CROSS MALL」を導入後、ネットショップを新たに3店舗出店。店舗数が増えるほど売上は上がった。人員を要さず一括で複数店舗に出品できることで、店舗数の拡大も積極的に実現。店舗数が増えてもバックヤードの管理を連携できているため、コストは増やすことなく売上を確保できた。
出品点数に関しても、以前は和装小物や和雑貨の出品にあまり手が回っていなかったが、商品一括登録が可能になったため点数を増やすことができた。商品のバリエーションが増え、売上アップにつながったという。村井社長は「CROSS MALL」の導入について、「低コストで売上を上げる効率的な方法だった」と語った。
同一モール内での多店舗展開と、多モール展開の両方に力を入れていくというのが今後の方針だ。「CROSS MALL」を利用してさらなる売上向上を図るという。
村井社長はネットショップの売上向上に多店舗展開は必須だと言い、「多店舗、多モール展開でできる限り集客していきたい」と話す。
フランスに出店しているほか、今後インドネシアへも出店予定であり、「いずれは世界でネットショップを運営していくツールとして『CROSS MALL』を活用できれば」と語った。
会社名 | : | 株式会社マルヒサ |
設立年 | : | 1988年 |
所在地 | : | 京都府京都市下京区松原通室町東入る玉津島町296 |
代表者名 | : | 村井 洋仁 |
取扱い商品 | : | 呉服・和装小物・和装雑貨 |
URL | : | http://www.rakuten.ne.jp/gold/kimono-kyoukomati/ |